ストレスって何?
最初に“ストレス”という言葉を使ったのは、生理学者ハンス・セリエ博士でした。1963年にイギリスの雑誌に発表した論文で、『何かしらの刺激が加わったときに人間のからだが適応するプロセス(過程)』を“ストレス”と表現しました。
そもそもストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。つまり、日常の中で起こる様々な変化(刺激)が、ストレスの原因になるのです。また、進学や就職、結婚、出産といった喜ばしい出来事も変化(刺激)ですから、実はストレスの原因になります。