あなたのストレスは、どのタイプ?

🌴ストレスってなに?🌴

最初に“ストレス”という言葉を使ったのは、生理学者ハンス・セリエ博士でした。1963年にイギリスの雑誌に発表した論文で、『何かしらの刺激が加わったときに人間のからだが適応するプロセス(過程)』を“ストレス”と表現しました。

そもそもストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。つまり、日常の中で起こる様々な変化(刺激)が、ストレスの原因になるのです。また、進学や就職、結婚、出産といった喜ばしい出来事も変化(刺激)ですから、実はストレスの原因になります。

まずは簡単なストレスチェックテストで、あなたのストレスタイプを知ろう!

A~Dのチェック項目のうち、もっとも数多く当てはまったブロックが、あなたのストレスタイプです。そのブロックをクリックすると、あなたのストレスタイプがわかります。

🌴ストレスが伝わる道のり🌴

刺激によるストレスには、大きく2つの種類があります。

🌺 運動の疲労や熱いものに触ってできた火傷など、からだへの刺激によるものは『身体的ストレス』

🌺 仕事の成績不振や職場の人間関係、育児の不安などによる心への刺激によるものは『精神的ストレス』

刺 激 を 受 け る と 🌩 🌩 🌩

ストレスが体の神経を通って脳の視床、大脳皮質、または大脳辺緑系を通過し、視床下部に届きます。

これまで、精神的ストレス『心』が感じるものとして考えられてましたが、最新の脳科学研究によって、身体的ストレスと同等に、精神的ストレスも脳で感じているのだということが明らかになりました。

🌴人が感じる3つのストレス🌴

 お釈迦様も気づいていた3大苦 

仏教を切り開いたお釈迦様は、苦は3種類あると言っています。身体的にな痛みなどの「単純な苦」、気持ちが「満たされない苦」、人に「認められない苦」です。この考え方は、現代の脳研究による分類とも共通しています。

1つめは『外部からのストレス』です。肉体的に不快を感じる身体的ストレスに加え、人間関係のこじれなどによる外部からの悩みがストレスとなります。

2つめは『満足できないストレス』です。外からの刺激ではなく、自分自身の内からわき出る欲望が圧力になります。

3つめは『人に認められないストレス』です。他人に対しての言動が評価されず、受け入れられなかったときに感じます。

 外部からのストレス 

ストレスチェックテストで「Aタイプのストレス」という診断結果だった人は、この「外部からのストレス」を強く感じているようです

外部からのストレスに関わる脳内物質 : ノルアドレナリン

外部からの刺激を強く感じると、脳内ではノルアドレナリンが分泌されます。ノルアドレナリンが過剰に分泌されると「キレやすい」「イライラ」するなど落ち着きがなくなります。さらには「うつ病」「パニック障害」「強迫性障害」「対人恐怖症」などの精神疾患になってしまう可能性もあります。

 外部からのストレスは2種類ある 

肉体的に不快な刺激による身体的ストレス

🌺寒さや暑さなどの気候による刺激

🌺痛みやかゆみ、苦しさ 

🌺全身の倦怠感

社会との関りで生まれる外部との摩擦が脳ストレスにつながる

🌺職場の人間関係や仕事がうまくいかない

🌺家族や親戚との不仲 

🌺子育ての悩み

🌺友人や隣近所とのトラブル

危機管理をする『仕事脳』はノルアドレナリンがつかさどっている

ノルアドレナリンは「危険」や「不快」などの外部からの刺激に反応し、「仕事脳」の働きを活発にします。状況を判断して最適な行動へと導く役割があります。仕事中や車の運転、スポーツの試合中や試験の前、発表会のときなど、適度な集中力や緊張感が必要な場面で役立ちます。「戦いモード」にスイッチを入れる脳といえます。また危険を察知し、身を守る働きもあります。

 満足できないストレス 

ストレスチェックテストで「Bタイプのストレス」という診断結果だった人は、この「満足できないストレス」を強く感じているようです。

満足できないストレスに関わる脳内物質 : ドーパミン

私たちが何かを欲しいと感じ、行動するとき、脳内ではドーパミンが分泌されています。ドーパミンが過剰に分泌されると、欲望が抑えられなくなり、「買い物依存」「過食症」「アルコール依存」「薬物依存」「ギャンブル依存」などにおちいることもあります。

 自分の欲望がストレスの原因になる 

外からの影響を受けるのではなく、自分自身の内部から生まれるストレスです。人間の欲望にかかわり、「~が欲しい」「~がしたい」と思うのに、それが満たされなかったときに生まれます。見方を変えれば、目標に向かって努力し、やる気につながる「よいストレス」ともいえます。脳が発達したために感じる人間ならではのストレスです。

🌺仕事でよい成績を残したい

🌺テストでよい点を取りたい 

🌺やせたい 

🌺恋をしたい

🌺資格を取りたい 

🌺おいしいものを食べたい

快感と意欲をもたらす『学習脳』はドーパミンがつかさどっている

ドーパミンが働き、「快感」の興奮をもたらすのが「学習脳」です。脳にとっての学習とは「報酬を前提にして努力する」こと。報酬はお金や物だけではなく、地位や名誉、美しさやかしこさなど様々な「快」とかかわっています。何かを始めるときには欠かせない、意欲にも関係しています。また食欲や性欲などの生存本能にかかわる欲求をもたらし、おいしいものを食べたい、恋人が欲しいと思うとき、ドーパミン神経が働きます。働きが弱まると、食欲や性欲が落ち、活動が行動できなくなることも・・・。

 人に認められないストレス 

ストレスチェックテストで「Cタイプのストレス」という診断結果だった人は、この「人に認められないストレス」を強く感じているようです。

人に認められないストレスに関わる脳内物質 : セロトニン

「人に認められないストレス」を強く感じるのは、セロトニン神経から出されるセロトニンの分泌が正しく行われていないのが原因です。セロトニンがきちんと分泌されていれば、そのほかの「外部からのストレス」「満足できないストレス」なども軽減されることが分かっています。

 人との気持ちのすれ違いがストレスになる 

「自分が相手のためにした行動が正当に評価されていない」と感じたときに生まれます。「私はこれだけやったのに」という、行き場のないモヤモヤがストレスになります。このストレスは、他人との価値観や立場の違いから生まれるため、自分だけでは解決しにくい点がやっかいです。しかも、家庭や職場など、親しい人とのあいだで日常的に起こります。

🌺家族や恋人のために料理を作ったのに、味付けに不満を言われた

🌺取引先や上司のために休日返上で働いたが、評価されなかった 

🌺誕生日や記念日に贈ったプレゼントを、気に入らないと突き返された

共感や我慢の心をつくる『共感脳』はセロトニンがつかさどっている

セロトニンが働き、心のバランスを整えてくれるのが「共感脳」です。その名の通り共感にかかわる脳で、動物にはほとんど見られず、人間ならではのものです。共感とは「相手から読み取った感情を自分も感じる」ことです。自分の気持ちを抑え、我慢の心がわいてくることが「共感脳」の働きです。セロトニンが不足すると「外部」「満足」「承認」のストレスがすべて溜まっていきます。反対にセロトニンが過剰に出ると心が静まり、まるで悟りを開いたような達観した心境になります。ところが何事にも動じず無欲になることは、実はつまらない人生かも・・・。適度な意欲や興奮があることも大切です。

ま と め

「ストレスがたまってつらい」「ストレスを解消したい」、そんな声をよく聞きます。ストレスは現代人の持病のようなもので、多くの方がストレスに苦しんでいるようです。

現在では、過度なストレス などが原因で、自律神経のバランスが乱れている 人が増えています。自律神経の乱れは、さまざまな病気や症状の引き金 となります。だからストレスの放置は絶対にできないのです。

しかし残念なことに、ストレスから逃げることはできません。生きている限り、ストレスはなくならないのです。だからこそ、自分のストレスを知ることで、メリットとデメリットを知ったうえで上手に付き合うことが出来れば、人生はもっと豊かになる ことでしょう。

ストレスや生活習慣によって自律神経が乱れる原因になります。

自立神経が乱れるとどうなるの?

 
 
 
 
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